マネー講座

NISAが2023年に終了する!?今からでもまだ間に合うNISAの始め方

はじめに

みなさんはもうNISAをはじめていますか?

NISAにはNISA口座を使って投資をすることができる期間があらかじめ決まっていて、もうその期限が3年後の2023年と迫ってきています。

(令和2年度の税制改正により2024年から新しいNISAがスタートします。)

2024年からはじめる新しいNISAってどんな制度? 「NISAを始めようと思ったけど、2023年に終了すること知ってあきらめた」という方は多いのではないでしょうか。 実はNISA制...

ここでは今からすぐにでも始められるようにNISAの基本的な知識からNISA口座の開設の仕方までを紹介していきます。

NISA ってなに?

NISAとは2014年1月からスタートした個人投資家のための税制優遇制度です。

本来、株式や投資信託を売却して得た利益や配当には、20.315%の税金がかかりますが

NISAを活用しNISA口座から購入した場合には、これらの購入した株式や投資信託から得られる利益が非課税、つまり0%になります。

NISAはどのくらいお得?

100万円で購入した株を売却する場合で考えでみましょう。

NISAは売却益がこんなにお得!

100万円で購入した株を150万円で売却した場合・・・

通常は5年間に値上がりした50万円に20.315%の税金がかかるため10万1575円が税金として差し引かれ手元には39万8425円しか残りません。

しかしNISAなら税金が0%のため、50万円全てが利益となり1円も税金として差し引かれることはありません。

NISA口座を使わなかった場合と比べて

101.575円もお得になります!

NISAは配当金がこんなにお得!

1年間に3万円の配当があり5年間で15万円の配当金を受け取った場合・・・

通常は5年間に受け取った配当金15万円に20.315%の税金がかかるため3万203円が税金として差し引かれ手元には11万9797円残ります。

しかしNISAなら税金が0%のため、配当金の15万円全てが手元に残ります。

NISA口座を使わなかった場合と比べて

30.203円もお得になります!

つまりNISA口座だと売却益と配当金を合わせて約13万もお得になります。

注意点
*NISA口座で保有している金融商品が値下がりした後に売却するなどして損失が出た場合でも、他の口座(一般口座や特定口座)で保有している金融商品の配当金や売却によって得た利益との損益通算はできません

NISAのポイント解説!

※1非課税投資枠額は最大600万円となります。
※2投資期間は2014年から2023年までです。

NISAで取引できる金融商品

NISAで取引をすることができる金融商品

NISAで取引をできない金融商品

非課税投資枠とは?

NISAの非課税投資枠は年間120万円となっています。

どういうことかというと1年間で120万円まで株式や投資信託など(金融商品)を購入することができます。

そして、この金融商品を購入した年から数えて5年間に得た配当金や金融商品を売却した売却益に税金が課税されないということです。

非課税で保有できる投資総額は最大600万円となっているため、毎年120万円ずつ買い足していった場合は、5年目に上限の600万円に達します。

2020年から始めた場合は、2023年の期限を迎えるまで最大480万円まで金融商品を非課税で保有できます。

*その年の非課税枠を使い切らなかったとしても、その非課税枠のあまりを翌年以降に繰り越すことはできません。

NISA口座を開設する

申込みから取引開始まで2週間~3週間かかります。

詳しくは開設をする金融機関または証券会社にお問い合わせください。

まとめ

NISAはNISA口座から購入した株式や投資信託から得られる利益が非課税になる、とてもお得な制度です。

資産運用をしているけどNISAを使っていない方やまだ資産運用をしたことがない方は

この機会に、ぜひNISAを活用した資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。