身になる法律

債権者と債務者はどっちがどっち|頭んなかのたとえば・・

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債権者と債務者・・。
「イメージはつくけど、くわしくはよく分からない」

例えば、債務者は"お金を払うヒト"というイメージが強いですが、
そうではない場合もあります。
あまり意識はされていませんが、普段、買い物をする場面でも債権者・債務者という立場が生じています。

今回は、債権者と債務者について私たちに身近な具体例を交えて分かりやすく解説したいと思います。

どのような場合に債権者・債務者となるのか

売買契約の場合

頭んなかくん

まずはお買い物の具体例でみてみましょう~!

普段の買い物場面を想像してみましょう。

あまり意識することはないと思いますが普段の買い物も売買契約を交わしていることになります。

くじらおくん

こんにちはーっ
オキアミチップス(スナック菓子みたいなやつ)ください!

うみストア

こんにちは~
200円です

・・売買契約成立・・

頭んなかくん

{頭んなかくん分析}

くじらおくんは、代金を支払わなければならない債務者
・・と同時に、オキアミチップスを引き渡してもらうという債権者でもある・・

くじらおくん

はいっ200円です!

うみストア

まいど~オキアミチップスどうぞ!

頭んなかくん

{頭んなかくん分析}

うみストアは代金を支払ってもらうという債権者だな!
・・と同時にオキアミチップスを引き渡さなければならない債務者でもある ・・

債権者とは、「お金を支払って!」、「商品を渡して!」などの給付を請求する権利をもっているひとのことをいいます。
ここでは、うみストアは金銭を請求する権利をもつ債権者。
くじらおくんは商品の引き渡しを請求する権利をもつ債権者です。

一方、債務者とは、「お金を支払す」「商品を引き渡す」など給付をしなければならない義務を負うひとのことをいいます。
ここでは、うみストアは商品を引き渡す義務を負う債務者。
くじらおくんはお金を支払う義務を負う債務者です。

つまり売買契約では、買い手・売り手どちらも債権者と債務者になり得るということです。

賃貸借契約の場合

賃貸借契約では借り手と貸し手が存在します。
こちらも債権と債務が発生します。

くじらおくん

このアパート借りたいんですけど・・

しろくじ長

こんにちは!
家主のしろくじ長です
この部屋とか・・・どうでしょう?

・・・検討中・・・

くじらお

ここにします!

・・・契約しました・・・

しろくじ長

家賃3万円払って下さいね

頭んなかくん

{頭んなかくん分析}

しろくじ長は、家賃を請求する権利がある債権者
さらにアパートの部屋を貸すという義務を負う債務者でもあります

くじらおくん

今月分です~!

頭んなかくん

{頭んなかくん分析}

くじらおくんは、家賃を支払う義務を負う債務者
・・と同時にアパートを借りるという権利を有する債権者でもあります!

この場合、家主のしろくじ長は家賃を請求する権利をもつ債権者。
くじらおくんはアパートの部屋を借りる権利をもつ債権者です。

それと同時に、しろくじ長はアパートの部屋を貸す義務を負う債務者です。
くじらおくんは家賃を支払う義務を負う債務者です。

賃貸借契約でも、貸し手・借り手どちらも債権者と債務者になり得ます。

金銭消費貸借の場合

くじらおくん

お金貸してくださいぃ~

うみンなか銀

よいですよー

・・・契約しました・・・

頭んなかくん

{頭んなかくん分析}

この場合は、貸主であるうみンなか銀は、くじらおくんに弁済するよう請求する権利を有する債権者
くじらおくんは、お金を消費する代わりに弁済しなければならない義務を負う債務者となります

この場合は少し異なります。
うみンなか銀はお金を貸す側なので債権者です。
うみンなか銀はくじらおくんにお金を貸す義務はないので債務者にはなり得ません。

くじらおくんはお金を借りる債務者です。
くじらおくんはうみンなか銀になんら権利を有しているわけではないので債権者にはなり得ません。

金銭消費貸借の場合は債権者はお金を貸す側であり債務者はお金を借りる側とはっきりと区別されることとなります。

まとめ

頭んなかくん

最後にあらためて内容を確認しましょう!

相手に一定の給付を請求する権利をもっているのが債権者

相手に一定の給付をする義務を負っているのが債務者

契約によっては、どちらも債務者であり債権者である場合がある

債権者と債務者は、権利をもっているのか、義務を負っているのかによって異なります。
具体的にどのような権利を有し義務を負っているのを知っておくことは大切なことです。
何かあったときに自分がどういった行動をとるべきか分かるからです。

契約を交わすことは普段のくらしのなかでもよくあることだと思います。
契約を交わすということは、何らかの責任が生じる場合があります。
契約成立までの流れや生じる責任についてもこの機会に知っておきましょう!詳しくはコチラ!↓

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